ワイン

ワインの見た目が語ること|外観から読み取れるヒント

rosso

こんにちは、はるかぜブログです。

人は見た目で分からないことも多いですが、ワインの場合は見た目だけで多くのことが推測できてしまいます。

まずは下の画像をご覧ください。

明らかに何かが違いますね。でも、何かとは何でしょうか?

この記事を読み終える頃には、上のような画像を見たら推理を働かせている自分に気がつくことでしょう。

今回は探偵気分になって、ワインの見た目を深堀りしていきましょう。

はるかぜ
はるかぜ

見た目だけでそんなに色々分かるのかい?

ワインの色調に影響を与える要素

まずはワインの色調に影響するものを押さえておきましょう。

ワインの色味に影響するもの

  • ブドウ品種(皮の色や厚みなど)
  • ブドウの成熟度
  • 冷涼地域か温暖地域か
  • 紫外線量の影響
  • 熟成年数(時間経過)
  • 熟成方法(樽、ステンレスタンク、アンフォラなど)

ブドウ品種

ワインの色調は原料ブドウの皮の影響を受けます。

色だけでなく、濃淡にも影響します。濃い色調のブドウからは濃いワインが、淡い色調のものからは淡いワインといった具合に。

世の中にはなんと、青いワインも存在します。(もちろん人工着色料は不使用です)

ブドウ品種による色の違い(赤ワイン)

  • 淡い:ピノ・ノワール、マスカット・ベーリーA
  • 濃い:カベルネ・ソーヴィニョン、シラー/シラーズ、マルベック
  • 紫の要素が強い:ガメイ、シラー/シラーズ

ブドウ品種による色の違い(白ワイン)

  • 淡い:リースリング、ソーヴィニヨンブラン、アルバリーニョ
  • 濃い:シャルドネ、ヴィオニエ、ゲヴュルツトラミネール
  • 薄いピンク色:ピノ・グリ

冷涼地域か温暖地域か

温暖な地域のブドウはよく成熟しやすく、ブドウの色素(アントシアニン)や糖度が上がります。

この影響でワインの色も濃くなりやすいです。

冷涼な地域はこれとは逆で、ワインの色素が薄く、糖度も低くなりやすいです。

  • 冷涼地域:ブルゴーニュ、アルザス、ドイツなど
  • 温暖地域:カリフォルニア、チリ、南イタリアなど
はるかぜ
はるかぜ

南国はよく熟したトロピカルフルーツのイメージがあるよね

余談:ワインの脚

ちなみにワインの糖度やアルコール度数が高いと、液体の粘性が高くなります。

粘性とは読んで字のごとく、液体のべっとり感という認識でOKです。

グラスを振った時、ゆっくりとグラスの内側をつたって落ちる液体のスジが確認できます。

これをワインの脚といいます。

よく熟したワインは、この脚が多数見られます。

たくさんの脚がゆっくりグラスをつたうのを見たとき、

  • 甘そうだな
  • アルコール度数が高そうだな
  • どちらかと言えば温暖地域のワインかな

という想像が働くようになったらすごいと思います!

熟成による色の変化

最後に熟成年数です。

熟成を重ねると、ワインの色合いはしだいに変化していきます。

赤ワインと白ワインがどうなるか、順番に見ていきましょう。

赤ワインの場合

典型的に若い赤ワインは濃い紫色をしていますが、年数を重ねるとしだいに淡くなり、最終的には褐色に近くなります。

熟成による赤ワインの色の変化

パープル→ガーネット→ルビー→アンバー(褐色)

白ワインの場合

若いうちはグリーンがかったイエローで、しだいにイエロー、ゴールド、最終的には褐色に近づきます。

熟成による白ワインの色の変化

グリーンイエロー→レモンイエロー→イエロー/ゴールド→アンバー(褐色)

はるかぜ
はるかぜ

どっちも褐色ぽくなるんだね

しつじい
しつじい

どちらも酸化には変わりませんからな。ただ、きれいに酸化(熟成)したワインは絶品ですぞ。

いざ実践

それでは、あらためて冒頭にあった画像を見比べてみましょう!

これらを見た時、それぞれ次のような推測ができると思います。

  1. 色の淡い白ブドウ品種、かつ若めのワイン
  2. 色の濃い白ブドウ品種、かつ/または熟成したワイン
  3. 色の濃い黒ブドウ品種、かつ若めのワイン
  4. 色の淡い黒ブドウ品種、かつ/または熟成したワイン

もう分かりますね。

色調に影響する要素はたくさんありますが、まずは品種→熟成年数の順で考えるとスッキリすると思います。

はるかぜ
はるかぜ

白ワインの原料は白ブドウだけど、赤ワインの原料は黒ブドウって言うんだってさ!

さいごに

はじめのうちは色の違いなんて言われてもあまりピンとこないかもしれません。

けれど、お店で特別に目を引くような色のワインを見た時、「おや、これはもしかして..」と推測できるようになると、楽しいですよね!

今回の記事が、皆さんの素敵なワインライフの一助となることを願っています。

それでは、また次回の記事でお会いしましょう🍷

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おもな資格:麻酔専門医/ワインエキスパート
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