銘柄選びの基準|PER・PBR・配当などの考え方
こんにちは、はるかぜブログです。
いざ株を始めようにも、
- いったい銘柄のどこを見ればいいの?
- いきなり決算書は難しそうだし
今回はそんな悩みを抱えている方に向けての記事となります。
銘柄を選ぶにあたり、ぼくだったらどこを見るかをお伝えしていきたいと思います。
あくまで一例として参考にして頂けたら幸いです。
それではよろしくおねがいします。

ふむ、ひとの投資法は正直気になるぞ
マクロな視点
その業界の将来性
株を買う上で、その分野の将来性はとても重要です。
長期保有を考える際、数年後に無くなりそうな分野への投資は避けたいですよね。
株には様々なセクターがあります。以下に表にしてまとめてみました。
| 分類 | 特徴 | 代表的な業種 |
|---|---|---|
| グロース株 (成長株) |
売上や利益が大きく伸びている企業。将来の成長が期待される。 | IT、AI、半導体 |
| バリュー株 (割安株) |
企業価値に比べて株価が割安と考えられている企業。 | 商社、銀行、自動車 |
| ディフェンシブ株 | 景気が悪くなっても業績が比較的安定している企業。 | 食品、医薬品、通信 |
| 景気敏感株 | 景気の影響を強く受ける企業。 | 海運、鉄鋼、化学 |
| 内需株 | 主に国内市場でビジネスを行う企業。 | 小売、鉄道、不動産 |
| 外需株 | 海外市場の売上が大きい企業。 | 自動車、電機、半導体 |
ご覧のようにさまざまな分野があります。
例えば、著名な投資家ウォーレン・バフェットのバークシャーハザウェイ社は、日本の総合商社を保有していることで知られています。
彼曰く、「今後50年は日本の商社株を売却しないだろう」とのことです。それだけ、日本の商社の将来性に期待をかけているのですね。
とはいえ、どの分野がいいかの判断は人それぞれです。
まずは自分が興味が持てそうな分野を探してみましょう!
最終的には自分の納得できる銘柄を見つけることが、長く投資を続けるうえで大切なのだと思います。

企業がどのような活動をしているかは、企業HPにある「IR情報」や証券会社の「四季報」などを参考にすると良いですぞ。
そもそも大企業か。歴史やブランドがあるか
どんなに優良企業であっても知名度がなければ跳ねません。知られていなければ買いようがないというわけです。
ぼくも以前、あまり知名度のない企業の株を保有していました。
その企業はデータ上は高い収益性を持っていたのですが、相場全体が上昇基調にあってもその波に乗ることはできず、それが続いたため泣く泣く手放しました。
「この企業はいつ世間から評価されるんだろう?」という思いをずっと抱えたまま株を保有するのは、結構つらいものがあります。
長期投資家にとっては、〇〇といえばこの銘柄!とはっきり思い浮かぶものを選んだ方が無難だと思います。

競りでいい魚を目利きしても、人気のないネタだったら売れないものね。江戸時代のマグロのようにさ。

それはなんか違う気もするが、、まぁそういうことにしておこう
チャートの観察
チャートはすべての意思の総体、すべてを織り込んだ結果です。
どれだけ投資理論が優れていようとチャートの現実を無視して進むことはできません。
僕が参考にするのは以下の3点です。
どんな値動きをしているか
気になる銘柄のチャートを見てみて下さい。
それは、どのような動きをしているでしょうか。
1年、5年とチャートを見る範囲を広くしていったとき、以下の2つのパターンがあるとしたら、あなたはどちらに投資しますか?
- 上下にガタガタ揺れ動くチャート
- 安定的に右肩上がりになっているチャート
長期投資の立場で見れば、どちらに投資しやすいかは一目瞭然と言えましょう。
過去の暴落から立ち直っているか
市場は何度も暴落を繰り返します。最近ではコロナショック、トランプ関税ショックなど。
大暴落で市場全体に引っ張られ、一度は株価が下落するのはしかたないとしても、問題はその後の回復力にあります。
このような時、企業に体力があるか、つまり財務が健全かどうかなどが重要になってきます。
長期的にみて買い時か
インデックス投資ではあまりタイミングにこだわる必要はないかもしれませんが、個別株の場合はなるべく安く仕入れたいものです。
チャートだけで割安か割高かの判断はできませんが、少なくとも暴騰や暴落の直後に売買するのは避けることができます。
暴落のように分かりやすい下落タイミングがあれば話は別ですが、そうでない時は数年スパンでチャートを見ておおまかな参考にしています。
それに加えて、株が割安か割高か判断するにはPBRが重要です。
これは大切な指標なので次の項目で説明しますね!
財務分析
PER、PBR
「いきなり暗号が出てきた!」と戸惑われる方もいるかもしれません。
ですが大丈夫です。これらは一度理解してしまえばとても簡単な概念です。

分かりやすく説明しておくれ!
EPSとBPS
PER、PBR、ROEを理解するために、まずはEPSとBPSから説明します。
- EPS:一株当たり利益
- BPS:一株当たり純資産
EPSは一株当たりに企業がどれだけ利益を出しているか。いわば稼ぐ力。
BPSは一株当たりにどれだけ企業の資産が含まれているか。いわば資産の割合。
単純に考えてEPSもBPSも高いほうがいいですよね。

そりゃそうだ!荒稼ぎして莫大な富を手に入れてこそ人生ってもんだろう
PERとPBR
これらの指標はいま現在の株価との関係性がありません。
そこで、次のPER、PBRの概念が出てきます。
- PER=株価÷一株当たり利益(EPS)
- PBR=株価÷一株当たり純資産(BPS)
ここで初めて株価との関係性が出てきます。
仮に株価を定数とした場合、上記の数式から
EPSもBPSは高いに越したことはない=PERとPBRは低いに越したことはない
と言えますね!
つまり株価を判断する際は「PER、PBRは低い方がよい=割安だ」となるわけです。
ですが実際には株価はさまざまな要因で変動しますので、これらの絶対値だけでどうだとは言えません。
おなじ時期の同業他社の株価を比較する場合、参考にしてみると良いでしょう。
PBR・PERのまとめ
- PER・PBRは低い方が割安
- 絶対値だけで判断できない/同業他社との比較に有用
- 目安:PER<15、PBR<1

もっとも、長期で見たときには今が割安かどうかは誰にも判断できかねます。タイミングに慎重になりすぎて機会損失にならないよう、お気をつけあそばせ。
ROE
ここでもう一つの概念、ROEについても説明しておきます。
- ROE=当期純利益÷自己資本 ×100(%)
- 目安:8~10%
計算式を見ると、少ない資本でたくさん利益を出せばROEが高くなることが分かります。
つまりROEはどれだけ効率よく稼いでいるかの指標になります。

みんなも気になっている銘柄があれば、さっそく見てみてね!
配当性向
配当性向とは、企業が稼いだ利益(純利益)のうちどれだけ株主に還元しているか(配当金)の割合です。
企業は利益がでたらその資金をさまざまな用途に振り分けます。設備投資をしたり、内部留保して体力を蓄えたり。
株主への還元はあくまでその企業の考え方、選択肢のひとつです。

内部留保:企業が得た利益のうち、配当にせず社内に蓄える資金のこと
株主としては配当性向は高いほうが嬉しいかもしれませんが、あまり高いと「そんなに無理して本業は大丈夫?」と心配になります。
低いと安心ですが、どこか心さみしくもありますね。
配当性向の目安は20~50%とされていて幅広いです。
増配傾向か
増配とは前期とくらべて配当が増えることをいいます。
どんな企業も短期的には業績が振るわないことがあります。
しかし長期的に見て増配傾向であれば、その企業の業績は堅調といえそうですよね。
配当性向が企業の意気込みを表すものとするならば、増配傾向は企業の実力を反映していると言えるかもしれません。
こちらもぜひ確認しておきましょう。
自己資本比率
自己資本比率とは企業の総資産のうちに占める純資産の割合です。
純資産とは返済不要な資産のことでしたね。
- 自己資本比率=純資産÷総資産
- 総資産=負債+純資産
自己資本比率が低すぎると倒産リスクが高まります。財政的余裕がないからですね。
では高ければ高いほどいいかと言うとそうでもなく、その場合は経営が非効率的といえます。
純資産だけでは何をするにしても規模が小さい、そんなイメージでしょうか。
自己資本比率20%未満は高い倒産リスク、70%以上は極めて安全とされています。
これも正解はないので、ご自身の嗜好と照らし合わせて考えてみるとよいでしょう。
まとめ
銘柄選びの判断として、ぼく個人の考えをまとめます。
- マクロ経済の観点から、今後も発展していくと思う分野を決める
- その中からブランドと歴史がある企業を見つける
- チャートと各種指標を参考に、買い時になったら買いを入れる
というものでした。

意外とシンプルなんだね

何事も、複雑に考えればよいとは限らないわけですな。
さいごに
お疲れさまでした。最後まで読んでくださってありがとうございます。
今回は用語の説明も多く、けっこう長くなってしまいました。
基本的な要素を知ったら、あとは実践あるのみです。焦らず、ご自分のペースで無理なく投資をしていきましょう。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう🍷

