ワインの味わいを形づくる要素|理解から表現へ
こんにちは、はるかぜブログです。
おいしいワインを飲んだ時、いつも決まって「飲みやすい」と言うけれど、
- 本当はもっと自分の言葉でワインを表現したい
- 店員さんに自分好みのワインを伝えたい
そう思われる方も多いと思います。
そこで今回の記事は、
- ワインの味わいを構成する要素を知る
- それを表現につなげてみる
という内容になっております。
それでは、さっそく見ていきましょう。

飲みやすい以外のレパートリー、ボクにもおくれ!
ワインの構成要素
基本的な軸
白ワインと赤ワインの味わいの構成要素は以下の通りです。
- 白ワイン:甘味、酸味
- 赤ワイン:甘味、酸味、渋み(タンニン)
基本はこれだけでOKです!
まずはこのバランスを意識してワインを飲んでみましょう。

なぁんだ、意外とシンプルだね
これらのバランスがよければ、完成度が高いワインと言っていいでしょう。
これらの味覚の要素は、若いワインのうちは突出しているものですが、
何年もの熟成を重ねると、どれもやわらかくマイルドになります。
どこか人間と似ていますね。

わたくしも、若い時分はだいぶ無茶したものですよ
甘味、酸味、渋みの評価
最初に感じる味覚
甘味の次に感じる味覚
口内の収斂感に注目する
甘味
最初に感じる味覚です。
甘味と酸味はお互いに影響し合い、どちらかが強く感じるともう片方は弱く感じます。
ワインの酸味や渋みがあまり好きでない方は、甘めのワインから入ってみてもいいかもしれませんね。
表現の一例:弱い、まろやか、豊か
甘味が多いワインの品種一例
- 白ワイン:遅摘みのリースリング、ゲヴュルツトラミネール、貴腐ワイン
- 赤ワイン:ガメイ、グルナッシュ
酸味
甘味より若干遅れて感じる味覚。
ピリッとするタイプ、じわっと広がっていくタイプなど個性があります。
赤ワインは白ワインほど酸味が前面に出ることは多くありません。かわりに渋みやコクといった傾向が強いです。
表現の一例:ひかえめ、おだやか、爽やか、豊か、シャープ
酸味が豊かなワインの品種一例
- 白ワイン:ソーヴィニヨン・ブラン、リースリング、グリューナーヴェルトリーナー
- 赤ワイン:ピノ・ノワール、バルベーラ
渋み
渋みは舌や歯茎で感じるざらざらとした感触のことで、味覚というより触覚に近いです。
若いボルドーワインなどで感じやすいです。
タンニンの粒子が粗くざらつくような感じのものもあれば、液体に緻密に溶け込んで心地よく感じるタイプのものもあります。
基本的に赤ワインのみの構成要素と思って差し支えありません。
表現の一例:サラサラ、シルキー(絹)、ヴィロード(ベルベット)、緻密、ざらついた
渋みの多い赤ワインの品種一例
シラー/シラーズ、ネッビオーロ、カベルネ・ソーヴィニヨン

渋みの有無は、赤ワインと白ワインの醸造法の違いから来るのですよ。
そのほかの味わい
以上がワインの味わいの基本要素になりますが、それ以外にも苦み、果実味、コク、アルコール感などがあります。
果実味やコクといった言葉は、全体の印象を表現する時に使われることがあります。
アルコールは舌で味わうというより、喉の奥の温かさや、飲み込んだあと鼻に抜ける感覚として感じられます。
アルコール度数が高いワインは口当たりがなめらかになるため、やや甘く感じられる傾向にあります。

甘口ワインって飲みやすくて、ついつい酔っ払っちゃうよね。

ぼっちゃまの場合、ご自分に甘いことが一番の原因でしょうな。
全体的な印象
ボディの評価
これらをふまえ、ワインを人の体に例えるとイメージしやすくなります。
- 骨格:酸味、渋み
- 肉付き:甘味、アルコール、果実味
酸味や渋みは骨格(フレーム)のようなもので、ワインの輪郭を形作ります。
そこに甘味やアルコール、果実味が加わると肉付きのような厚みや広がり(ボリューム)が生まれます。
骨格と肉付きのバランスでワインの印象はおおきく変わります。
骨格と肉付きが細いワインは繊細なワインに、骨格も肉付きもよいワインはスケール感のおおきなワインに近づきます。
そして、このバランスを一言で表したものがボディです。
- ライトボディ:味わいが軽めのワイン
- フルボディ:味わいがどっしりしたワイン
さらに細かく表現したい場合には、スリム、フレッシュ、筋肉質、ふくよか、豊満などといった言葉が使われることもあります。

ボディの表現の一例
- フレッシュ:ソーヴィニョン・ブラン(ロワール地方)
- スリム:ピノノワール(冷涼地)
- 筋肉質:カベルネ・ソーヴィニヨン(ボルドー左岸)
- ふくよか:シャルドネ(樽あり)
- 豊満:ゲヴュルツトラミネール
なんとなくイメージが掴めてきましたか?
ワインを飲んでどんな印象を受けるかは、人それぞれです。試験のように正解・不正解があるわけではまったくありません。
あなたが感じるままに、その印象を表現してみましょう!
まとめ
- ワインの味わいを甘味、酸味、渋みで評価
- 酸味・渋みが骨格を、甘味・果実味・アルコール感などが肉付きを与える
- 骨格と肉付きの印象からボディを評価
さいごに
味わいの項目を意識すると、ワインのいろいろな表情が見られるようになっていきます。
普段飲んでいるワインも、新たな一面が見られるかもしれませんね。
この記事があなたの素敵なワインライフの一助となることを願っています。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう🍷

とてもふくよかだねって言ったらマドモアゼルにぶたれた..

あらら。勉強が裏目に出ちゃいましたな


